3月の研修 『高齢者模擬体験・プライバシー保護』
3月の研修はウォームハート杉並において、
杉並ボランティア・地域福祉推進センター より
もみじ箱と
スタンダードPLUSをお借りして高齢者模擬体験を行いました。
◆第1部 『高齢者模擬体験』
この体験を通じて、高齢者の方々の心理状態を推測したり気持ちを汲み取ったりできれば・・・
介護者としてどのようにサポートするのが適切なのか、自分ノウハウを見つけるきっかけになれば・・・と思い今回の研修を行いました。
関節にはサポーターをして、両手足に重りをつけ、重いベストを着て、目は白内障体験ゴーグルをして、手はビニール手袋を二重に付けた上に関節をセロハンテープでぐるぐる巻きに・・・
◇もみじ箱 <両手、両足サポーター・手、両足足首サポーター・両手、両足おもり・重りの入ったベスト・白内障ゴーグル・手袋・ステッキ>
二人組みになってもらい、色々なことを体験していただきました。こちらは「外に出て自動販売機でジュースを買ってきてもらう」という課題でした。
100円を取ったつもりが50円玉が重なっていました・・・硬貨の投入口に入らず
階段は 暗いし、体はいうこと聞かないし大変です
他にも高いところのものをとってみたり、トイレに行ってみたり、ボタンをとめてみたり…色々体験してみてもらいました。
こちらは服薬の難しさを体験してもらうため、お薬のようなチョコレートを実際取り出して食べてみてもらいました。手前に出したほうがやりやすいのか、押し出したほうがいいのか、薬の種類(チョコの色)はどのように見えるのか・・・色々試してみました!!
今度は食事体験です。箸が使いやすいのか、それともスプーンがいいのか?箸はプラスチックがいいのか割り箸がいいのか・・・
鍵の開け閉めを試してみました。鍵を取り出して、選んで、鍵穴にさして、まわして・・・思っていた以上に大変でびっくりしました。
◇スタンダードPLUS <片手、片足サポーター・片手、片足おもり・視覚障害体験ゴーグル(白内障・視野狭窄・全盲)・イヤーマフ・前傾姿勢固定ベルト・手袋>
このセットでは、片麻痺体験ができます。ステッキはついていなかったのですが、前傾姿勢のあまりのつらさにステッキを借りました・・・
こちらは視野狭窄で視界が狭くなるゴーグルを試してみました。足元がぜんぜん見えないし、いきなり横から人に抜かされるととても怖かったです
前傾姿勢で杖なしに階段を降りるのはとても怖く、危ないので視覚障害についてを主にやってみました。のぼりは前傾姿勢でも試してみました。
最後はスタッフ全員に体験して感じたことを発表してもらいました。
思っていた以上に色々なことをするのが困難で、面倒くさくて、心細くて、悲しくて・・・
この体験を通じて色々なことに気付かされました。介護をする際に、「技術」はもちろん大切なんですが、「想像力」を大切に これからケアを行っていこうと思いました。
◆第2部 『プライバシー保護』
何度も確認するようですが、大切なことなので、プライバシーの保護に関してのお話をしました。
会社外でお昼など食べながら、スタッフ同士で相談・報告したいところですが、誰がどこで聞いているかわかりません、気をつけてくださいね
4月の研修は「福祉用具について」です。福祉用具専門相談員の方を講師としてお招きしてお話して頂く予定です。日程は決まり次第ご連絡します。みなさん是非ご参加下さい!